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【体験談】生活保護 申請が怖い|役所で怒られると思っていた私の体験

監修者:安木麻貴(社会福祉士)
生活保護や子育て支援制度に関する相談支援の知見をもとに、本記事の内容を確認しています。

この体験談の要約

・「怒られる」と思い込み、相談できなかった40代女性のリアルな不安
・実際の窓口対応は想像と違い、落ち着いて話を聞いてもらえた体験
・勇気を出して相談したことで、生活と気持ちが大きく変わったケース

体験者プロフィール

・年齢:43歳
・性別:女性
・世帯構成:一人暮らし
・地域:大阪府内
・収入:月約5万円(パート)
・受給額:約8万〜9万円(差額支給+家賃扶助)
・状況:パート収入減少、体調不良で勤務継続困難

受給前の状況を教えてください

「こんなことで相談したら怒られるんじゃないか」ずっと、そう思っていました。
もともとはフルタイムで働いていましたが、体調を崩してからはパートに切り替えました。ただ、思った以上に体がついてこない。シフトを減らすたびに、収入も減っていきました。
月の収入は5万円前後。家賃を払えば、ほとんど残らない。食費を削って、なんとかやりくりする日々。
でも、光熱費や通院費が重なれば、それだけで苦しくなる。
「もう無理かもしれない」と思いながらも、生活保護の相談には踏み出せませんでした。理由は単純で、怖かったからです。
テレビやネットで見たイメージで、役所は厳しくて冷たい場所だと思い込んでいました。私は人一倍怒られるのが苦手で、そういう状況の時は頭が働かなくなり、息ができなくなるんです。
「なんで働かないの?」
「甘えてるんじゃないの?」
そんなふうに言われる気がして、足が向かなかったんです。

申請のきっかけは何ですか?

きっかけは、電気が止まりかけたことでした。 支払いを後回しにしていたツケが回ってきて、「このままだと停止します」という通知が届きました。その紙を見たとき、ようやく現実を受け止めました。
「このままやと、生活そのものが崩れる」それでも怖さは消えませんでした。
役所の前まで行って、結局入れずに2回帰ったこともあります。でも、ある日ふと思ったんです。
「怒られるのと、生活できなくなるの、どっちがしんどい?」
そう考えたとき、「とりあえず話だけでも聞いてみよう」と一歩踏み出しました。もちろん頭は真っ白で息は止まりそうでしたが。。(笑)

実際の申請の流れを教えてください

窓口に入るとき、足はフワフワしているものの、心臓はバクバクしていました。「何を言われるんやろう?」そんなことばかり考えていました。
でも、対応は想像と全く違いました。
担当の方は落ち着いた口調で、「生活保護の相談ですね?そちらにお掛けください」と声をかけてくれました。
その一言で、少しだけ気持ちが楽になりました。
・収入の状況
・体調のこと
・生活費の内訳
・貯金の残高
・親類との状況
これらを一つずつ確認されていきました。
途中で言葉に詰まってしまっても、急かされることはありませんでした。
「今の状況なら申請できますよ」
そう言われたとき、思わず涙が出そうになりました。申請書を提出し、後日ケースワーカーが訪問。
生活状況の確認後、約2週間で受給が決まりました。

▶ 窓口で困らないために。生活保護の仕組みと申請の流れを完全解説

受給後はどう変わりましたか?

一番大きく変わったのは、「安心して生活できること」でした。それまでは、
「次の支払いどうしよう」
「また止まるんじゃないか」
「情けない」
そんな不安と自責ばかりでした。
生活保護を受けてからは、生活が守られているという安心感があります。
体調も少しずつ落ち着き、今は無理のない範囲で働き方を考えられるようになりました。「もうダメかもしれない」と思っていた状態から、「まだやれることがある」と思えるようになった。
それが一番の変化でした。

「怒られる場所じゃなく、話を聞いてくれる場所」

ずっと、役所は怖い場所だと思っていました。でも実際に行ってみると、人によると思いますが、私の場合は困っている人の話をちゃんと聞いてくれる場所でした。
怒られることも、責められることもなかった。むしろ、「大変でしたね」と言ってもらえたのが印象に残っています。
怖いと考えてばかりいる間は、何も変わりませんでした。でも、一歩踏み出したことで状況は変わりました。
同じように迷っている人がいたら、「受ける、受けないは別として相談だけでもしてみてほしい」と伝えたいです。

編集部コメント(社会福祉士より)

生活保護の窓口に対して、「怒られる」「否定される」といったイメージを持つ方は少なくありません。しかし、実際の窓口は生活状況を把握し、必要な支援につなげるための場所です。
今回のように、
・収入が最低生活費を下回っている
・体調不良により就労が制限されている
・生活費や光熱費の支払いが困難
といった場合は、受給の可能性があります。
また、「相談だけ」でも問題ありません。制度の説明を受けることで、不安が軽減されることも多いです。

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イクハクでは生活保護の条件・金額・申請方法の解説や、生活保護に関するよくある質問にお答えしています。申請の前にチェックしてみてください。

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