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【体験談】生活保護 申請が怖い|初めて相談するまでに悩んだこと

監修者:安木麻貴(社会福祉士)
生活保護や子育て支援制度に関する相談支援の知見をもとに、本記事の内容を確認しています。

この体験談の要約

・「申請=恥ずかしい」という思い込みで動けなかった30代男性のリアルな葛藤
・相談前に抱えていた不安と、実際の窓口対応とのギャップを解説
・一歩踏み出したことで生活が立て直せた体験談

体験者プロフィール

・年齢:39歳
・性別:男性
・世帯構成:一人暮らし
・地域:大阪府内
・収入:月約3万円(単発アルバイト)
・受給額:約10万円(差額支給+家賃扶助)
・状況:失業後、再就職できず収入減少

受給前の状況を教えてください

仕事を辞めたのは、自分の意思でした。人間関係がうまくいかず、毎日がしんどくて、「もう限界や」と思って退職しました。
その時は「すぐ次を見つければいい」と軽く考えていました。でも現実は違いました。
年齢的な問題とコロナ禍もあってか、なかなか採用されない。書類で落ちることも増え、気持ちもどんどん落ちていきました。
収入は単発のアルバイトで月に3万円程度。家賃を払えば、ほとんど何も残らない。食費も削り、電気代も気にしながら生活する日々。
それでも、「生活保護」という言葉には大きな抵抗がありました。
「まだ自分はそこまでじゃない」「頼ったら終わりな気がする」
「生ポ」と呼ばれ過激なネットコメントでは蔑まれているのを見ていたので、自分がまさかというか、そんな考えが頭から離れず、相談することすらできませんでした。

申請のきっかけは何ですか?

きっかけは、家賃の支払いができなくなったことです。通帳の残高は数千円。来月の支払いの見通しも立たない。
「これはもう無理や。。キャッシングしかない」そう思ったとき、初めて現実を受け入れました。それでも、すぐに行動できたわけではありません。
役所に行く前日も、ずっと迷っていました。
・怒られるんじゃないか
・冷たくされるんじゃないか
・働けと言われて終わるんじゃないか
そんな不安ばかりが浮かんで、電話で面談の予約を入れているにもかかわらず、何度も「やめとこう」と思いました。
でも、「このままやと生活が崩れる」と思い、覚悟を決めて相談に行きました。

実際の申請の流れを教えてください

窓口に入るときが、一番緊張しました。ほぼ頭は真っ白(笑)
場違いな気がして、引き返そうかとも思いました。でも実際は、想像していたものとは違いました。
担当の方はきちんと話を聞いてくれました。その時に聞かれたのが、
・現在の収入
・生活費の状況
・貯金の残高
・仕事探しの状況
一つずつ確認されていきます。その時は通帳と印鑑を持っていきました。
特に責められることもなく、「今の状況なら申請できますよ」と言われました。その一言で、張りつめていた気持ちが一気に抜け「お願いします」と伝えました。
後日、申請書を提出し、その後ケースワーカーの訪問。生活の実態を確認された後、約2週間で受給が決定しました。

▶ 窓口で困らないために。生活保護の仕組みと申請の流れを完全解説

受給後はどう変わりましたか?

一番変わったのは、「心の安定」です。それまでは、「明日どうするか」「お金が足りるか」そんなことばかり考えていました。
生活保護を受けてからは、最低限の生活が守られている安心感があります。焦って仕事を探すのではなく、自分に合った働き方を考える余裕も出てきました。
変な話ですが、その時初めて日本っていい国だと感じました。今は、短時間の仕事から少しずつ再スタートしています。

「怖かったのは制度じゃなく、自分の思い込みだった」

役所に行くまでは、本当に怖かったです。でも実際は、怒られることもなく、普通に話を聞いてもらえました。
今思うと、一番の壁は自分の中にあった気がします。
「申請=恥ずかしい」
「頼ったら終わり」
そう思い込んでいただけでした。
一歩踏み出してみたら、ちゃんと支えてくれる仕組みがありました。迷っている人がいたら、まずは相談だけでもしてみてほしいです。

編集部コメント(社会福祉士より)

生活保護の申請に対して「怖い」と感じる方は非常に多くいらっしゃいます。その理由の多くは、
・制度に対する誤解
・メディア媒体のイメージ
・周囲の目への不安
によるものです。
しかし、実際の窓口は生活に困っている方の状況を把握し、適切な支援につなげるための場所です。
また、「相談=申請」ではなく、まずは現状を整理するだけでも大きな意味があります。不安な場合は、事前に状況をメモしていくなどの準備も有効です。

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イクハクでは生活保護の条件・金額・申請方法の解説や、生活保護に関するよくある質問にお答えしています。申請の前にチェックしてみてください。

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