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【体験談】生活保護 シングルマザー|家族にバレる?受給前に不安だったこと

監修者:安木麻貴(社会福祉士)
生活保護や子育て支援制度に関する相談支援の知見をもとに、本記事の内容を確認しています。

この体験談の要約

・生活保護を申請すると家族に連絡がいくのではないかという強い不安
・実際の申請では「扶養照会」の説明を受け、対応を選べた
・受給後は「知られる恐怖」よりも「生活の安心」が上回った

体験者プロフィール

・年齢:40代前半
・性別:女性
・世帯構成:母+子ども2人(小学生)
・地域:奈良県
・収入:パート月約8万円
・受給額:約14万円
・状況:離婚後、体調不良と収入減で生活困窮

受給前の状況を教えてください

離婚してから、養育費もあてにならないと思っていたので、なんとか自分の力でやっていこうと決めていました。
昼はパート、夜は内職。子どもたちには「大丈夫やで」と笑って見せていたけど、正直、家計はずっとギリギリでした。
電気代の支払いを後回しにしたり、食費を削ったり。冷蔵庫の中が空に近い日も増えてきて、「このままやと本当にあかんかもしれん」と思うようになりました。
でも、それ以上に怖かったのが「生活保護を受けたら、家族に知られるんちゃうか」という不安でした。
実家とは疎遠気味で、離婚のことも詳しく話していません。
「頼れない」「頼りたくない」
その気持ちが強くて、もし役所から連絡がいったらどうしようと、何度も申請をやめようと思いました。

申請のきっかけは何ですか?

ある日、子どもが学校で配られたプリントを持って帰ってきました。
「困ったら相談してください」と書かれていて、そこに“生活保護”の文字がありました。そのとき、ふと気づいたんです。
「私が意地張ってる間に、子どもたちにしんどい思いさせてるんちゃうか」と。
それでもすぐに動けたわけではありません。スマホで何度も検索しました。
「生活保護 家族 連絡」「扶養照会 断れる?」と。
最終的に、「一度話だけでも聞こう」と思い、役所の福祉課に足を運びました。

実際の申請の流れを教えてください

窓口では、思っていたよりも丁寧に話を聞いてくれました。
そして一番気になっていた「家族への連絡」についても、はっきり説明がありました。
「原則として扶養照会という手続きはありますが、事情によっては配慮されます」
私は正直に、家族との関係や連絡されたくない理由を伝えました。すると担当の方が、「無理に連絡を取ることが必ずしも最優先ではない」と説明してくれて、少し肩の力が抜けました。
書類の準備や聞き取りは確かに大変でしたが、想像していた“冷たい対応”ではありませんでした。その後、数週間で受給が決定しました。

▶ 窓口で困らないために。生活保護の仕組みと申請の流れを完全解説

受給後はどう変わりましたか?

一番大きかったのは、「安心して寝られるようになったこと」です。
それまでは、支払いのことや将来の不安で、夜中に何度も目が覚めていました。でも受給が始まってからは、「最低限の生活は守られている」という安心感がありました。
そして、あれだけ怖かった“家族に知られるかもしれない”という不安も、少しずつ薄れていきました。
結果的に、今のところ家族に知られることはありません。それ以上に、「ちゃんと生きていくことのほうが大事や」と思えるようになりました。
子どもたちの笑顔を見る余裕も、少しずつ戻ってきました。

「バレるかも」の恐怖より、“守れる生活”のほうが大切でした

生活保護って、「知られたら終わり」みたいに思っていました。
でも実際は、事情をきちんと話せば配慮してもらえることもあるし、何より自分と子どもの生活を守る制度でした。
あのまま無理していたら、もっとしんどくなっていたと思います。今は、「あのとき相談してよかった」と心から思っています。

編集部コメント(社会福祉士より)

生活保護の申請時に行われる「扶養照会」は、多くの方が不安に感じるポイントです。
しかし、家庭状況や関係性によっては、必ずしも一律に実施されるものではなく、個別に配慮されるケースもあります。
大切なのは、「不安をそのままにせず、窓口で正直に伝えること」です。制度は、生活に困っている方を支えるために存在しています。

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イクハクでは生活保護の条件・金額・申請方法の解説や、生活保護に関するよくある質問にお答えしています。申請の前にチェックしてみてください。

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