介護士・保育士にゆとりを!ユニオン発足、無料電話相談
2016/06/17
介護や保育の現場の労働環境を良くするための「介護・保育ユニオン」が16日に結成されました。これは「総合サポートユニオン」という労働組合に保育士や介護士からの相談が多く寄せられていたことから発足した組合で、現在10人ほどの組合員がいます。
会見で、同ユニオンの森進生代表は、「現場での虐待や事故の背景には、働き方の問題がある。企業が利益をあげるためには、介護士や保育士の人件費を下げるしかなく、それがサービスの質に反映されてしまう。よりよい福祉、保育を作るには、労働環境の改善が必要だ」と訴えました。
介護士と保育士は命を預かる大事な仕事にもかかわらず、月の手取りは15万円ほどだったり、サービス残業が多く生活にもゆとりがなかったりと、続けていくことが大変な現状があります。その結果、さらなる人手不足や虐待・パワハラなどを招くという悪循環に陥っています。
同ユニオンは現場の声を広く聞くための無料電話相談室を今週末に実施する予定です。現場の環境にお悩みの介護士・福祉士さんは相談してみられてはいかがでしょうか。
[介護・保育ユニオンによる電話相談室]
・日程:6月18日、19日
・時間:17時~22時
・電話番号:0120-333-774
[筆者]
育児助成金白書
Elly