高校3年生には、大学入学共通テストや大学の受験料など・中学3年生には、模試を受けるための費用を補助します
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低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助の解説動画
低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助
ここでは、 低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助の対象者や内容などをわかりやすく解説します。
詳細については、お住まいの自治体にお問い合わせください。目次低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助とは
低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助とは、所得が一定以下のひとり親や低所得世帯の高校3年生と中学3年生を対象に、大学受験や模擬試験にかかる費用の補助を行う制度です。
これは家庭の経済状況にかかわらず、進学の機会を確保するのが狙いの制度となります。
※こども家庭庁が「こどもの生活・学習支援事業(ひとり親家庭等生活向上事業)」として制度化しました。低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助 対象者は?
児童扶養手当を受け取っているひとり親世帯や、住民税非課税世帯の高校3年生と中学3年生が対象になります。
ですから、現在の高校2年生と中学2年生から対象になります。低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助 内容は?
①高校3年生には、大学入学共通テストや大学の受験料などとして計約5万円を補助します。
②中学3年生に対しては、模試を受けるために必要な費用を補助します。低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助 いつから?
2024年度から開始しています。
低所得世帯の高3と中3に大学受験・模試費用補助 実施理由は
こども家庭庁が補助に乗り出す背景には、家庭環境によって進学状況に格差があるためです。
2021年の大学や短大などへの進学率は、全世帯が83.8%なのに対し、ひとり親世帯は65.3%にとどまっています。
内閣府が2021年に行った調査では、学校の授業が理解できない貧困世帯の子どもの割合は、全世帯の2.1倍でした。
大学進学を望む割合も全世帯では49.7%なのに対して、ひとり親世帯は28.0%と低く、親の経済状況が子どもの学力や進学意欲に影響していると判断したためです。【関連語句】
・世帯
・所得
・所得税
・非課税
Written by 土田 成人
サンスターで36年間勤務。マーケティングに従事した経験を活かし、国の制度や知りたいことをわかりやすくお伝えします!