千葉県・神奈川県の2015年度ベスト育児制度賞を発表!
2016/04/20
千葉県と神奈川県の2015年度ベスト育児制度賞を、育児助成金白書の「ベスト育児制度賞」内で発表しました。
【2015年度千葉県ベスト育児制度賞】
<受賞団体>
チームよつてら(千葉県四街道市)
<受賞制度>
よつかいどう寺子屋
<制度内容>
高校生・大学生のボランティア団体が主体となって企画・運営している無料学習支援
<選考理由>
児童への無料学習支援、居場所作りによる子どもの孤立抑止に繋がるという点が表彰に至った理由です。近年子どもの貧困が問題になり、各地で無料学習支援の取り組みが広まっています。多くは元教員や元塾講師などのメンバーで構成されていますが「チームよつてら」は高校生・大学生といった学生主体のボランティア団体が運営しています。大人と子供の中間の世代が場を提供することで、学校や家以外に子ども達に新たな居場所ができ、学校の先生や親といった身近な大人には打ち明けられない内容も相談できます。また学生ならではの発想をもとに学校教育の場とは異なった学びがここにはあります。参加されている学生の皆さんの子どもに対する強い思いを感じ、世に広く認知されるべきであると事務局内で判断しました。
【2015年度神奈川県ベスト育児制度賞】
<受賞地域>
神奈川県横浜市
<受賞制度>
ヨコハマダディ
<制度内容>
横浜市から発信!パパ育児をおもしろ楽しくするサイト
<選考理由>
女性が社会に進出するようになった現代、男性の育児参加は必要不可欠です。核家族化が進み、共働き世帯が増えたため女性の育児孤立化、育児ノイローゼは年々増加傾向にあります。男性への育児参加の推進と、イクメン向けの子育て情報、子育てノウハウを積極的に情報発信している点が授賞に至った理由です。育児に取り組んでいるお父さんや、イクメン有名人などのコメントを掲載するなど幅広い企画が魅力的であり、これから育児を参加するお父さんにとって有益で、世に広く認知されるべきであると事務局内で判断しました。
【ベスト育児制度賞について】
<ベスト育児制度賞の概要>
日々、育児助成金白書を更新してくれているお母さんたちが、地域の独自性が強く、世に広く知ってもらいたい育児制度やサービスをノミネートします。また、育児助成金白書のフォームより自薦・他薦問わず受け付けており、その制度も選考対象といたします。集計後、育児助成金白書事務局内で協議の上、最も優秀と思われる制度を都道府県別に表彰します。
<表彰対象と表彰方法>
その制度やサービスを制定された、また運営されている方や部署など、直接的に携わっている方々を表彰対象とします。複数いらっしゃる場合は連名にて表彰させていただきます。表彰方法は郵送または手渡しにて実施いたします。
<ベスト育児制度賞を実施する目的>
認知の向上によって地域の育児制度やサービスを活性させることが目的です。
<審査基準>
・その制度を受けることが、子供や保護者にとって有益になること。
・孤立・困難に直面する抑止になると思われること。
・地域の独自性があること。
・制度に作った方々の強い思いが感じられること。
[筆者]
育児助成金白書
育児制度アドバイザー
高橋智也