保育園の支援がどんどん手厚くなっています

2016/02/10

保育園や幼稚園の費用や食事に対する支援が全国的に増えています。通園させる費用が安く抑えられればもっと生活が楽になるはず。保育園や幼稚園で地域ごとに取り組まれている支援が年々増えているのをご存じですか?【北海道標津町】では、幼稚園が無料。【福島県西会津町】では、2人目以降の保育料が無料。【和歌山県高野町】では、保育園から中学校までの子どもの給食費が無料などなど。企業でも働くお母さんへの支援として、社内や通勤の最寄駅付近に保育所を設けるなど、全国的に保育園や幼稚園に対しての意識が高まってきています。

山梨県では2016年4月より、県全域の保育園を対象に2人目以降の保育料を2歳までの間、無償化すると発表しました。年収640万円未満の世帯が対象ですが、県の試算によると0~2歳の年間保育料は約42万円かかり保育世帯への生活援助にもつながります。

静岡県西伊豆町では、2016年度から幼稚園・保育園の全園児を対象に保育料と給食費を完全無料化するそうです。すでに3人目以降の保育料無料化はおこなわれていますが、全園児を無料化にするというのは全国でも珍しい施策です。西伊豆町では、他にも18歳までの子どもの医療費無料化などもおこなっており、全国的にみても非常に手厚く子育て世帯を応援してます。

ここには書ききれないほどの制度やサービスが全国各地の自治体で取り組まれています。年度が変わり、お子さんが保育園や幼稚園に入園される、小中学校へ進学されるなど生活ががらりと変わる世帯も多くあると思います。いったいどのくらいお金がかかるのか?自分たちが受けられる制度はあるのか?など、今すぐに必要ではなくても知っておくことで、いざという時の対応もできます。制度やサービスによっては、事前申請が必要で1ヵ月前に申請しないといけないものもあります。新生活に向けて準備するのもいいかもしれないですね。



[筆者]
育児助成金白書事務局
育児制度アドバイザー
高橋智也