2022年度和歌山県ベスト育児制度賞
受賞団体
特定非営利活動法人 きのくに子どもNPO
受賞制度
きのくにプレーパーク
プレーパークは子ども自身の「やってみたい」を実現するあそび場。プレーリーダーが見守るなか、禁止事項を最小限に、「自分の責任で自由に遊ぶ」ことを大切にしています。
【コメント】
2001年10月に和歌山市で梅原プレーパークが始まりました。地域の人達のご協力・ご理解のもと、月1回(毎月第4土曜日、7~9月は休み)の開催を継続してきました。
自然の里山は春夏秋と移り変わる季節を体感することができ、心の癒しの場となっています。
参加者は、大きな木にロープをかけて作る「ハイジブランコ」や「ターザンロープ」、懐かしい「コマ・ベーゴマ回し」や「ビー玉遊び」、「けん玉」なと思い思いの遊びで楽しんでいます。時には仲間を募って、缶蹴りをしたり、集団遊びや基地づくりなど遊びのフィールドとして自由な時間を過ごしています。
また、樹木や生き物の専門家に話を聞き、樹木の名前プレート作りや、森林の整備・間伐、生き物観察、ネイチャーゲーム、リースづくり・落ち葉でアートなど学びのフィールドとしても活用してきました。
地域の大人に教わりながら、竹とんぼ、竹馬を作って遊んだり、昔遊びを体験したり、大人から小さな子どもまですべての世代が交流し、遊ぶことのできる場です。
現在、このような豊かな体験が子どもにも大人にも必要とされていると思います。これからも、自由な時間と自由な空間の中でとことん遊びきることができるプレーパークを参加者とともに作り上げていきたいと思います。
【選考理由】
バーチャルな世界での体験がすすむなか、大切にしたい自然体験を一貫して行われてこられた点を高く評価いたしました。