2022年度福島県ベスト育児制度賞

2022年度福島県ベスト育児制度賞

受賞団体

白河市 市長公室 地域拠点整備室

白河市 市長公室 地域拠点整備室

受賞制度

ママのための小冊子「Ripples(リップルズ)」
短時間勤務やワークシェアリングの仕組みを取り入れ、子育て中の女性が自ら企画立案、取材、執筆、編集に携わり、育児や家事、仕事をテーマとした小冊子を作成しました。

【コメント】
この度は、ベスト育児制度賞に選んでいただき、ありがとうございます。

白河市では、就職や職場復帰に不安を抱える女性や仕事と家事・育児の両立を目指す女性を支援するため、「女性に寄り添うライフ・ワークサポート事業」により、各種事業を展開しています。

令和3年度に実施した女性の就労に関するアンケート調査では、「短時間で働きたい」・「ブランク期間があることで、再就職に不安を感じる」という意見が多くありました。
このため、短時間勤務・ワークシェアリングによる多様な働き方の実証実験として、「週1日2時間からはじめる復職プロジェクト(通称:Ripples(リップルズ))」を実施し、市内在住の女性6名で「育児・家事・仕事」をテーマとした小冊子の制作に取り組みました。

小冊子は、取材先の選定や記事の執筆、写真撮影、ページのデザインなどを6人でワークシェアリングし、約5ヶ月かけて完成させ、内容には「ママ目線」が随所に取り入れられています。

今回の経験を通じて、自分に合う仕事のスタイルを追求していただくことで、自身の生活(ライフ)と仕事(ワーク)の選択肢が広がり、プロジェクトに参加いただいた皆様が、次のステージに進まれることを心から期待しています。

白河市では、今後も「ブランクがあり自信がない」など、女性が抱える不安を解消できるきっかけづくりに努め、再就職への後押しができるよう、不安解消や仲間づくり、就労支援の場や機会の創出に取り組んでまいります。

【選考理由】
2千部発行し、市役所や市内のマイタウン白河で無料配布。お母さんたちにとって役に立てたという小さな経験が自信につながっていくと思います。地元に住む子育て経験者達が執筆することで、利用者と同じ目線で情報を提供している点を評価しました。