2021年度大阪府ベスト育児制度賞
受賞団体
NPO法人芽ばえ・寝屋川市民たすけあいの会
受賞制度
小さく生まれてきた赤ちゃんへ贈り物
2,500グラム未満で生まれた赤ちゃんにNPO法人芽ばえが寝屋川市民たすけあいの会の協力も得て作った小さなサイズの手作りベビー服を寝屋川市の保健師が協力してお渡ししています。
【コメント】
この度はベスト育児制度賞に選んでいただきありがとうございます。
私たちは、小さく産まれてきた赤ちゃんとその家族に寄り添うこと、また、小さく産まれてくる赤ちゃんがいることを地域や社会に知ってほしい、という思いでこの活動をはじめ、続けています。
赤ちゃんの誕生は「新しい家族の形」の始まりです。
しかし、約1割強のこどもは、小さく生まれてきます。いまの社会の現状では「赤ちゃんが小さく産まれてきたこと」は「リスク」になってしまっています。
困ったときや悩んだときに専門職に繋ぐこどでその家族を孤立させない、また、仲間づくりの必要性や先輩ママ、パパの話を聞き、少し先の未来が見えることの大切さを感じています。
昨年1年間で73名の赤ちゃんとその家族に手づくりの肌着と洋服を届けることができました。病院、産院を退院する時に私たちのプレゼントをきた赤ちゃんとその家族の笑顔が写真の中に広がっていると思います。寝屋川市で一年に生まれてくる赤ちゃんが約1500人。そのうちの約一割の小さく産まれてきた赤ちゃんへ届けつづけたい、そして、この取り組みが寝屋川市外にも広がってほしいと思っています。
【選考理由】
低出生体重児は、出生後にも医療的ケアが必要となる場合も多く保護者への手厚いサポートが求められます。経験からの思いやりの視点を評価いたしました。