2021年度岡山県ベスト育児制度賞

2021年度岡山県ベスト育児制度賞

受賞団体

岡山県立岡山南支援学校

岡山県立岡山南支援学校

受賞制度

スクールバスの開閉音改良
「聴覚過敏」のある生徒が、スクールバスのドアの開閉時に耳をふさいでいる様子に気づいた乗務員が、バス会社の整備担当者に伝え、開閉時の音を静かにする改良を行いました

スクールバスの開閉音改良

【コメント】
 「『思い』は見えなくても『思いやり』は見える。『心』は見えなくても『心づかい』は見えます。」
 昨年度、本校のスクールバスドア開閉音の改良が行われたことが、新聞記事として取り上げられた際に、岡山県教育長から届いたコメントの冒頭に書かれていた言葉です。本校の学区は広く、現在8台のスクールバスと2台の路線バスを利用しています。それぞれのスクールバスの常務員さんは児童生徒一人一人の障害特性を理解して配慮してくださり、また、日々の変化についても、担任や管理職に細かく伝えてくださっています。その優しい「思い」や「心」が、改良という見える形になって現れました。児童生徒の成長を優しい心で見守ってくださっている乗務員さん、そしてすぐに整備してくださったバス会社の迅速な対応に感謝しています。また、この記事を見て、ノミネートしてくださった皆様にも御礼を申し上げます。今後も、優しい「心」や「思い」が、形となって社会を変えていくことができるように、本校も働きかけていきたいと思っています。
 今日も児童生徒は元気に登校し、スクールバスからは「いってらっしゃい」という乗務員さんの明るい声が聞こえます。

【選考理由】
感覚の過敏な子どもたちの様子をよく観察され、バス会社が率先して改良をされたとのこと。事業者と学校側のコミュニケーションが普段からうまくとられているのではないかと思われます。