2021年度宮崎県ベスト育児制度賞

2021年度宮崎県ベスト育児制度賞

受賞団体

宮崎県都農町

受賞制度

デジタル・フレンドリー事業
家庭のオンライン環境の有無による教育格差を解消すべく、15歳以下の子供のいる世帯(現在は希望する全世帯)にタブレット端末を無償貸与し、サポート体制も充実させています。

デジタル・フレンドリー事業

【コメント】
この度は、大変すばらしい賞をいただき、ありがとうございます。誠に光栄です。
主婦の皆様が審査に携わられているとのことで、全国の皆様に当町の取り組みを知っていただくこととなりました。
 今や、全国の半数以上の自治体が過疎指定を受けるようになり、小規模自治体と言われる人口1万人未満の市町村の割合も約3割と大きな割合となっています。
都農町では、人口減少高齢化による担い手不足により、生産性を向上させるためにもデジタル活用の必要性はありましたが、新型コロナウィルスにより多世代に影響が出たことが本事業推進のきっかけとなりました。
 人口1万人という規模感を活かし、希望する全世帯に対してタブレット端末を配布(貸与)し、先ずはデジタルで確実に情報が受け取れる環境を整えました。
操作・活用方法が分からない方に対しては「ITヘルプデスク」での予約無し、無料でのサポートを受けられる体制を整えました。アプリやサービス開発を先行するのではなく、先ずは町民誰もが日常的にデジタルに触れて楽しむ人を中心としたデジタル化を推進しています。
 子育て世帯に対してもGIGAスクール構想により整備された1人1台端末と相まって自宅学習や宿題への活用が進んでいます。
 今後は、いよいよアプリやサービスを増やし、利用シーンを向上させることに努めていきます。デジタル・フレンドリーには「デジタルと仲良く」、「デジタルで仲良く」というコンセプトがあります。町内が一様な環境にあるからこそ、孫世代が高齢者に対して操作・活用方法を伝えていく。こんな日常をこれからも町を挙げて推進していきます。

【選考理由】
情報はなかなか届きにくいものとされてきましたが確実に町民の皆様にお伝えできる手段として子育て世代からお年寄りまでをサポートしている取り組みである点、ホームページもわかりやすく利用が安定されている点を評価させていただきました。