2020年度鳥取県ベスト育児制度賞

2020年度鳥取県ベスト育児制度賞

受賞団体

ペアレントメンター鳥取(NPO法人 鳥取県自閉症協会)

受賞制度

ペアレントメンター相談
ペアレントメンターは自閉症・発達障がいの子育てを経験し、相談を受けられるよう研修を修了した保護者です。同じ親としての視点を大切にしています。平成23年度から活動開始。専門職との連携による相談にも対応しています。

ペアレントメンター相談

【コメント】
この度はありがとうございます。
ペアレントメンター鳥取では、現在、登録者70名のペアレントメンターが、発達に特性のある子の保護者への相談活動等をしています。この取組は、鳥取県子ども発達支援課、鳥取大学大学院医学系研究科井上雅彦教授、『エール』鳥取県発達障がい者支援センターなど、多くの方に支えていただきながら、今年で10年目を迎ました。この受賞の喜びを、関係する皆さまと共に分かち合いたいと思います。また、全国のペアレントメンターにとっても、活動の励みとなることを願っております。
発達障がいについてはご存じの方も増えてきたと実感しますが、ペアレントメンターは知名度が低く、当事者の方からは、「相談できるところがない」といったご意見を伺うこともあります。障がいに関する情報や、支援制度の情報がインターネットを介して、入手しやすくなった一方で、まちがった情報や個人的な経験だけの情報も少なくない状態も発生しており、必要な情報が本当に必要な人に届けられるよう、公的な支援を受けて事業を運営する者として、責任も感じているところです。この受賞を機に、正しい障がい理解や、子育ての情報が一人でも多くの方に届けられるよう継続して取り組んでまいります。

【選考理由】
保護者にとって一番身近で心置きなく話せる相手は同じ経験をした仲間ではないかと思います。これまでの経験から話を聞き、ともに考え、その人なりの答えを導き出せるピアサポートを期待しております。