2020年度高知県ベスト育児制度賞

2020年度高知県ベスト育児制度賞

受賞団体

乳児院 高知聖園ベビーホーム

乳児院 高知聖園ベビーホーム

受賞制度

高知おむつバンク
ご家庭で余ってしまった未開封の乳幼児用の紙おむつを寄付していただき、さまざまな事情で困難な状況を抱える子どもたちに子育て期間を通じて届ける活動です。

高知おむつバンク

【コメント】
この度は、思いがけずこのような賞をいただきありがとうございます。
突然のことであったこと、また、高知の片隅で細々とおこなっている事業にこのように関心を寄せていただいたことにとても驚くと同時に大変感激いたしました。本当にありがとうございます。
高知東ロータリークラブの会員をされている子育て中のお母さんが、子どもが成長し使わなくなった未開封のおむつをクローゼットで発見し、どうしようかと考えている時に、ママ友も同じように未開封のおむつを捨てるのはもったいなくて困っているということを知った。そこで、子育て機関に携わっている友人と相談し、未開封未使用のおむつを寄付で集め、子育てに困難を抱える家庭に届ける『高知おむつバンク』を2017年東ロータリークラブの社会貢献事業の一環として立ち上げ、そこに社会福祉法人みその児童福祉会高知聖園ベビーホームが事務局を担う形で協力することとなり、その後高知聖園ベビーホームの社会貢献事業として継続実施しています。
事業を展開していく中で、高知県社協や市町村社協、各市町村の子育て窓口ともつながり、生活や子育てに困難を抱える家庭におむつや時にはミルク等を提供しています。また、おむつなどの提供にとどまるのではなく、これをきっかけに必要な支援へとつなげるように取り組んでいます。
また、福祉の現場に携わる方々だけでなく、テレビ局や新聞社など、様々な企業の方々もこの事業に関心を寄せてくださいました。イベントへの参加にお誘いいただき、一緒におむつの寄付を呼び掛けてくださったり、広報に協力してくださったり、あたたかい支援の輪が広がって行くのを感じ、とてもうれしく心強く感じています。
今回このようなかたちで応援していただいたことを励みに、これからも『高知おむつバンク』の活動を、様々な方と協働しながら続けていくことで、すべての子どもたちが大切に育まれていける社会にしていきたいと思います。

【選考理由】
児童家庭支援センターを利用しての取り組みが面白いと選ばせていただきました。紙おむつがツールとなり、子育て世帯に情報や思いが伝わることを願っております。町ぐるみで思いの輪が循環すればいいですね。