2018年度埼玉県ベスト育児制度賞

2018年度埼玉県ベスト育児制度賞

受賞団体

埼玉県福祉部社会福祉課

受賞制度

ジュニア・アスポート事業
埼玉県では、生活困窮世帯や生活保護世帯の小学生を対象に、学力面のみならず、非認知の向上も含めた取組を、モデル的に県内7市町6教室で実施しています。

ジュニア・アスポート事業

【コメント】
この度は、素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。
埼玉県では、生活保護世帯で育った子供が、大人になって再び生活保護を受ける「貧困の連鎖」を断ち切るために、平成22年9月から生活保護世帯の中学生を対象とした高校進学に向けた学習支援を開始しました。その後、高校生(平成25年度から)、生活困窮世帯(平成27年度から)へ対象を拡大し、実施してきました。
更に、日本財団が平成29年度に発表した資料には、生活保護世帯とそれ以外の世帯の子供では、小学生低学年から学力や非認知能力の格差が生じているとの調査結果があり、より早い段階からの支援も重要と考えました。
そこで、平成30年度から生活困窮世帯や生活保護世帯の小学生を対象とする「ジュニア・アスポート事業」を開始したものです。  この事業では、学習・生活支援、体験活動、健康支援を行い、学習習慣の定着や学力の向上に加え、様々な体験や地域の大人との交流などを通じた「非認知能力の醸成」に資する取組にも力を入れています。
今後も、困窮世帯の小学生から高校生までを切れ目なく支援し、「貧困の連鎖」を断つための取組を進めてまいります。

【選考理由】
学力に差がつき始める前の小学校3年生からのサポートをされておられます。勉強だけではなく、生活、食育など内容も幅広く、多くの大人と関われる体験がお子さんの成長に役立つことと選ばせていただきました。