2018年度神奈川県ベスト育児制度賞
受賞団体
座間市子ども政策課 健康づくり課
受賞制度
ネウボラざまりん(子育て世代包括支援センター)
妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を行うための総合的相談窓口で、どこに相談したらよいか迷うことなく気軽に来てもらい、妊娠・出産・育児に関するあらゆる悩みを解決し、サポートします。
【コメント】
平成30年8月1日から、庁舎2階に妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を行うため、総合的相談窓口として子育て世代包括支援センター「ネウボラざまりん」をオープンしました。この窓口は、どこに相談したらよいか迷うことなく気軽に来てもらい、妊娠・出産・育児に関するあらゆる悩みを解決し、サポートしていくことを目指しています。
ネウボラざまりんは健康づくり課と子ども政策課の間に設置されており、母子保健コーディネーターと子育てパートナーの2種類のスタッフで運営しています。
母子保健コーディネーターは保健師等が担当しており、産前産後のことや育児に関する相談を対応します。
一方、子育てパートナーは市内の子育てサービスや市の子育て制度に精通したスタッフが担当しており、相談者のニーズを的確に捉えてサービスを紹介したり、解決に相応しい適切な担当課にご案内したりします。
ネウボラの業務は、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を行うための総合的相談窓口です。
中でも、産後ケアと乳房ケア事業は新規の支援事業として開始しています。産後ケアとは、家族等から育児の援助が受けられない方や、育児に不安を抱えている方の心身の安定と育児不安の解消を図るために実施する事業です。乳房ケアとは、産婦が安心して子育てできるように乳房マッサージや授乳指導を通して育児支援を行う事業で、その一部の費用を補助しているものです。これらの事業を開始するにあたり、市内の身近な産婦人科医院、開業助産師と協力しながら、より良い事業を展開できるように協議を重ねました。
また、母子保健コーデイネーター、子育てパートナーともに子育て関係の部署や保育コンシェルジュ、子育て支援センターの相談員と密に連携を図っており、定期的に連絡会議を開いて、どうしたら子育て世代の相談に適切に対応できるかなどの対応策を共有しています。
通常、子育て世代包括支援センターは、庁舎とは離れた母子保健センター内に設置されているのが一般的ですが、ネウボラざまりんは庁舎内の子育て関係フロアに設置されているため、妊娠届出から出生連絡票の提出、紙おむつ等育児用品支給事業、児童手当などの出産に関する一連の手続きをワンストップサービスで行えることも利点です。
この受賞を励みに、今後ともより一層の子育て支援の充実を目指してまいります。
【選考理由】
はじめての子育ては何が正しいかわからないので、窓口があるということはうれしいです。母乳については出ないと諦めたり、落ち込んだりされる方も多いなか、精神面からのケアも期待されます。