2016年度大阪府ベスト育児制度賞
受賞団体
一般社団法人清水健基金
受賞制度
一般社団法人清水健基金
清水健が「大切な人の『想い』とともに」をテーマに数多くの講演会を。「想い」という名のご寄付、著書「112日間のママ」の印税を、必要な「場」へ、「想い」として。
【コメント】
私は経験したくない経験をしました。私は経験しなくていいことを経験したかもしれません。
でも、だからこそ、「人の本当の温かさ」を知りました。
そして、今現在、「病」と、病だけでなく様々なことと向き合っていらっしゃる方々がたくさんいることを知りました。その多くの方々が、グッとこらえて、前を向こうと必死に闘っていらっしゃいます。そういった方々の「代表者」になれるなんて思っていません。でも、少しばかりでも「代弁者」になれるのであれば、私は、私自身が思い出すことが、どれだけ辛くても悲しくても、伝えていきます。一緒に泣いて、一緒に笑い、共有したい「時間」があります。私の力なんて小さいもので、でも、「大切な人を想う」気持ちの種を蒔いていきたい。そして、皆様と一緒に様々なカタチの花を咲かせたい。
一般社団法人清水健基金は、入院施設の充実、ガン撲滅、難病対策、また、笑顔の人を一人でも増やしたい、悲しむ人を一人でも減らしたいとの「想い」で、ぶつけてきてくださる全力の「想い」に、全力の「想い」で応えていきたいと想っています。また、多くの方からの心からの「想い」をこれからも、本当に必要とされる場所に届けることをお約束します。
大切な人の「想い」とともに。
【選考理由】
昨今、がんの予防策や治療方法などに関して、テレビや新聞等メディアを通して目にしない日はありません。我々の周りでもがん経験者や治療中の方がいらっしゃいます。日本人の2人に1人ががんにかかるともいわれ、小児がんや、子育て中のお母さんの乳がんなども年々増加しています。
「一般社団法人清水健基金」は清水健さん自身の体験をもとにした執筆活動や講演活動を中心に活動しており、団体や個人の事業へ「寄付」として 「想い」を届けています。
子育てに特化した制度ではないものの、ベスト育児制度賞の4条件(その制度を受けることが、子供や保護者にとって有益になること。孤立・困難に直面する抑止になると思われること。地域の独自性があること。制度に作った方々の強い思いが感じられること。)を満たし、特に「強い思いが感じられる」の部分に事務局一同、強く感銘を受けました。
病に悩む育児家庭に現実面でも精神面でも有益であり、世に広く認知されるべきだと判断し表彰させていただきました。