2016年度福井県ベスト育児制度賞 | 子育て支援制度の速報と解説

福井県健康福祉部子ども家庭課

ふくいの子宝応援事業
育児短時間勤務の方に、通常勤務の育児休業給付金との差額相当分を支給する事業です。

【コメント】
このたびは、素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。
本県は、全国に先駆けて子育て応援施策を積極的に進めており、家庭や地域、企業など県民の皆様のご協力もあり、子育て環境は全国トップレベルにあり、平成２６年に慶應義塾大学などの研究チームが発表した、各都道府県の「子どもの幸福度に関する計量分析」調査でも、全国一との高い評価をいただいております。
本事業は、短時間勤務から育休を取得すると、フルタイム勤務から育休を取得する場合に比べ、国の育児休業給付金（育休給付金）が減額となってしまうことに着目し、その差額分を県独自に上乗せして支給するものであり、全国で初めて創設しました。
県では他にも、子どもが１歳になるまでの育児休業を取得した従業員が初めて出た企業への奨励金の支給や、就学前の孫を持つ従業員が、孫育てのため連続10日以上の休暇を取得した場合、企業に対して奨励金を支給するといった事業を行っています。
これらの奨励金制度の事業などを通し、企業の経営者の方々のご協力を得て、子育て中の従業員が仕事と子育てを両立できる職場環境を整備し、全国に誇る福井の子育て環境をさらに充実してまいります。

【選考理由】
働くお母さんにとって、短時間勤務は、仕事と育児を両立するのになくてはならない選択肢です。しかし、短時間勤務を希望すると、その分給与が減る事への経済的不安がある事も事実。今後出費は増えていくのに・・・。
「ふくいの子宝応援事業」は短時間勤務の育児休業給付金減額分を受給することができ、育休中の経済的な不安解消に大変有益であり、世に広く認知されるべきと判断し表彰させていただきました。