源泉徴収
源泉徴収・・・。よく耳にしますが一体何のことやらと思っている方も多いでしょう。いかにも法律っぽくて筆者も敬遠していた言葉です。ここでは必要最低限の説明で源泉徴収を説明します。
源泉徴収とは
源泉徴収とは、一言で言うと、「給料をもらう前に所得税が引かれていること」です。言い換えると「所得税を引かれたあとの給料をもらう」ことです。所得税というものは、一人一人が払う必要がありますが、それでは個人や税務署の負担が大きくなり大変なので、いっそ給料を払う前に所得税を引いておこうというのが源泉徴収の考え方です。引いた所得税は、事業主が代わりに全社員分を翌月の10日までにまとめて税務署に支払います。
源泉徴収のメリット
こういう仕組みがあることで、給料をもらう側は税務署に行くこともなく、手間が省けてラッキーです。国としても、効率よく税金を徴収でき、取りっぱぐれがないのでいいことです。
源泉徴収のデメリット
反面、デメリットとしては、知らないうちに差し引かれているので自分が納税をしている意識、納税の義務の意識が薄れてしまう可能性があります。そうすると税金の使われ方や、国政にも興味や関心が薄れてしまいます。
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Written by 安木 麻貴
社会福祉士 | 育児制度アドバイザー
社会福祉士。行政窓口での相談員経験や、ひとり親家庭を支援する当事者団体でも現在活動中。子育て支援制度に精通し、「イクハク」執筆・監修者として、制度情報の正確な発信に取り組む。YouTubeやTikTokでは、最新の給付金や支援制度を分かりやすく解説し、多くの子育て世帯から信頼を得ている。