キャリアアップのための費用を助成してくれる制度です
- 保育・教育
教育訓練給付制度
ここでは、教育訓練給付金の種類や申請手続きなどをわかりやすく解説しますのでぜひ参考にしてください。
目次教育訓練給付金とは
教育訓練給付金とは、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。
働く方が自主的に能力開発又はキャリア形成することを支援するため、教育訓練受講に支払った費用の一部を支給したり、訓練中働けない期間の支援金を支給してくれるものです。
教育訓練給付金には「専門実践教育訓練給付金」「特定一般教育訓練給付金」「一般教育訓練給付金」の3種類の助成金があります。専門実践教育訓練
対象
特に労働者の中長期的キャリア形成に資する教育訓練
支給額
受講費用の50%(年間上限40万円)
※訓練受講中6か月ごとに支給
※資格取得等をし、かつ訓練修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、受講費用の20%(年間上限16万円)が追加で支給されます。
※失業状態にある方が初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する場合、受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、別途、教育訓練支援給付金が支給されます。特定一般教育訓練
対象
特に労働者の速やかな再就職及び早期のキャリア形成に資する教育訓練
支給額
受講費用の40%(上限20万円)が訓練修了後に支給されます。
一般教育訓練
対象
その他の雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練
支給額
受講費用の20%(上限10万円)
※訓練修了後に支給教育訓練給付金の支給申請手続き
教育訓練給付制度の講座や「一般教育訓練の教育訓練給付金の支給申請手続について」・「専門実践教育訓練の教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金の支給申請手続について」・「特定一般教育訓練の「教育訓練給付金」に関する支給申請手続きについて」は下記のURLに詳細が記載されていますのでご覧ください。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_education.html教育訓練給付制度 よくある質問
教育訓練給付制度を利用するにはどこに申請したらいいですか?
教育訓練支援給付金を利用するためには、お住まいの住所を管轄するハローワークで申請してください。
教育訓練給付制度に年齢制限はありますか?
専門実践教育訓練給付金は受講開始時に45歳未満であることが条件になっています。
特定一般教育訓練給付金と一般教育訓練給付金は年齢制限がありません。教育訓練給付制度はいつまでに申請したらいいですか?
一般教育訓練給付金の支給申請については、一般教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1か月以内に支給申請手続きを行ってください。
専門実践教育訓練給付金と特定一般教育訓練給付金の申請手続は、受講開始日の1か月前までに行う必要があります。
詳しい内容については、お住まいの住所を管轄するハローワークに問い合わせしてください。何度でも教育訓練給付制度を利用することはできますか?
教育訓練給付金は一度だけではなく複数回受給することができます。
前回、制度の利用を始めた日(受講開始日)から、今回の受講開始日までに雇用保険の被保険者であった期間が通算3年以上ある人が受給の条件となります。
詳しい内容については、お住まいの住所を管轄するハローワークに問い合わせしてください。働いているパパ・ママは必ず知っておいてほしい関連制度
Written by 安木 麻貴
社会福祉士。シングルマザー当事者団体代表。介護の現場で働き、がんばって育てた息子も自立。経験を活かして、制度をお伝えします!