里親の種類はいろいろ。あなたも里親になってみませんか
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里親制度とは
里親制度は、さまざまな事情により家庭での養育が困難又は受けられなくなった子どもたちに、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下での養育を提供します。
家庭での生活を通じて、子どもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子どもの健全な育成を図る有意義な制度です。里親委託の役割
里親家庭に委託することにより、以下のようなことが期待できます。
・特定の大人との愛着関係の下で養育されることにより、自己の存在を受け入れられているという安心感の中で、自己肯定感を育むとともに、人との関係において不可欠な、基本的信頼感を獲得することができる
・里親家庭において、適切な家庭生活を体験する中で、家族それぞれのライフサイクルにおけるありようを学び、将来、家庭生活を築く上でのモデルとすることが期待できる
・家庭生活の中で人との適切な関係の取り方を学んだり、身近な地域社会の中で、必要な社会性を養うとともに、豊かな生活経験を通じて生活技術を獲得することができる里親の種類
・養育里親:事情があって家庭で育てられない子どもを一定期間、家庭で育てる里親
・専門里親:虐待などで心身共に傷ついた子供に対し、経験と専門知識を生かし、家庭で養育する里親
・養子縁組を希望する里親:親が養育できない子どもを養子として育てる里親
・親族里親:行方不明などの事情により子どもを養育できなくなった場合、子どもの親族(祖父母、兄弟等)で養育する里親里親の養育期間
養育期間はさまざまですが、基本的には18歳になるまで子どもの養育をお願いします。
子どもによってはスムーズに自立できない場合もありますので、児童相談所が認めた場合は20歳に達する日までの間、養育を続けることができます。