第5回 ゼロ会議 SPECIAL TALK : 子育てカウンセラー協会「子育てアナリスト」前田 真理 第5回 ゼロ会議 SPECIAL TALK : 子育てカウンセラー協会「子育てアナリスト」前田 真理

第5回 ゼロ会議開催概要 5th zero meeting

レポート:澄川白舟(和芸澄川流一門エンターテイメント家元・ゼロメンバー)

2020年2月5日の水曜日、これまでの「あべの区民センター」から「東成区民センター」に会場を変えやして、「第5回 ゼロ会議」が開催されやした。
ゼロ会議が目指すのは、ズバリ! 2021年に、大阪府の児童虐待死をゼロにすること!
現在、行政や自治体の取り組みとしては、虐待に対する法律の厳罰化、通報による子どもの確保など、
虐待が発覚した後の対策となっとりまして、予防策としての効果はあんまり期待でけまへん。
そこで! ゼロ会議の出番となりやす。
虐待に走ってしまう理由として、世間では色々と言われとりますわな。
虐待の連鎖、昔の親と比べて根性が無い、貧困、ワンオペ育児・彼氏との同居などなど…。
けど、このことがホンマの要因なんだっしゃろか?
確かに、悪影響を及ぼしてることもあるとは思いまっけど、大概の場合は、前記のような環境の中にあっても、
虐待に走ることはすくないのとちゃいまっか?
それよりも、様々な理由で起こるストレスや不安などにより、親の心がいっぱいいっぱいなってしまうこと!
それが限界に達したとき、一番当たりやすい子どもに怒りをぶつけてしまう。
これが虐待をもたらす構造であると、ハマちゃんは言うたはりました。
ほな、どうしたらええのん?
ここで、皆さんの出番となるわけでんな。
大阪府民の皆さんに、子育て中の身近な親御さんの、悩みや愚痴を聴く相談相手になってもらうこと。
これこそが「きくで」! でおます。
きくでグッズも色々おますんで、こちらもご活用くださいませ。
問いかけで聞き出そうとしても、返って壁ができてしまいやす。
それよりも、とにかく相手の話に耳を傾ける。 悩みや愚痴をとことん聴くことによって、問題が見えてくるのとちゃいますかなぁ。
次に登場されました「みんなのほっっとルーム」代表の前田真理さんも、「きくで。をマスター!」ちゅうテーマで、
相手の話をとことん聴くことの大切さを話したはりました。
前田真理さんは、五人のお子さんのお母さん。
保育士の資格を持ってることから「子育てのプロ」と周りから見られ、また自身でもその自覚があったことから、
辛いことがあっても周囲に相談ができんかった経験があるそうです。
今はその経験を生かして、楽しい子育てを目指すお母さんたちのグループを運営。パワフルな方でおました!
あ! もちろん「島ちゃん」こと島田妙子さんも、安定した舞台で場内の笑いを誘うたはりました♪

ゼロ会議とのコラボ企画も、続々と発表!!

◇自宅開放型読み聞かせの家 × ゼロ会議
「ゆめのき文庫」の石浜繁子さん。
まずは大阪市浪速区から、「きくでの家プロジェクト」をスタートさせることに。
読み聞かせは勿論、お母さんたちの悩みを聴く、擬似的な祖母の役割も果たす肝っ玉母ちゃんを大募集!

◇オーダースーツSHOP × ゼロ会議
「ORDERMADE LIFE」の福井彩恵さん。
スーツを作るときに出る廃棄生地を利用して、蝶ネクタイを作るプロジェクト。
蝶ネクタイの売り上げの一部を、ゼロ会議の方へ寄付してくださるとのことです。

◇トイピアノと絵本 × ゼロ会議
「ピアノ奏者と絵本作家」のMusiKa & Tamさん。
何と! ゼロ会議の絵本をこしらえてもらってるそうですよ!
第6回 ゼロ会議にて、ピアノの音色にのせてお披露目か!?
楽しみでんなぁ〜。

◇ゴスペル × ゼロ会議
シンガー(和ゴスネイション)のTaeko Gloryさん。
歌の力で虐待死をゼロに!こちらも、第6回 ゼロ会議にて生ライブ決定!
只今、一緒に歌うメンバーを大募集してまっせ♪
詳細はこちらから♪
↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.wagosnation.com/

◇ダンス × ゼロ会議
前回は映像で、躍動感あふれるダンスを披露してくれやした「久米田高校ダンス部」の皆さんが、東成区民センターにやって来てくれました☆

第5回 ゼロ会議も感動に包まれたフィナーレとなり、第6回へと繋がる温かい足音が、参加者一人ひとりの胸に鳴り響いてたに違いないと思いやす!
どうしても重たくなりがちな内容だけに、楽しい企画をどんどん取り入れ、明るく歩みを進めていくこが必要やと思いますし、それによって、多くの人が参加しやすくなりますしな♪
悩んでる人がいて、話を聴こうとしたとき、はじめは助ける側、助けられる側と、役割分担を決めてしまうかもしれません。
悩んでる人、苦しんでる人、孤独な人を助けるという自己の「支援者欲求」を満たすだけの「自己実現」になることも…
つまり、自己満足になることが多いのも事実なんですね。
けど、そこで終わってしまうんやのうて、活動を続けていくことにより、段々と心が磨かれ、メッキが剥がれ、本当のサポーターになっていくんやないかなぁと思います。
そうなると、自然と助ける側、助けられる側という壁は崩れ、温かい信頼関係が生まれる。
話を聴いていた側の人も、人間として成長させてもらってたんや! ちゅう最幸の関係がここにできるんですわ。
互いに生きる力を引き出しあえるやなんて、ヤバすぎまっさかいな。

次回、第6回のゼロ会議は「ゼロフェス」として開催。
2020年4月25日(土)11:00~17:00 湊町リバープレイスにて!

会議風景 会議風景
ボランティアレポート
澄川白舟
澄川白舟(和芸澄川流一門エンターテイメント家元) 「落語界の革命児」。実の両親を知らずに育ち、幼年期に体験した命を落としかけるほどの虐待と、白舟を引き取り大きくしてくれた養母の愛情が、芸に強い影響を与えている。自身の体験を笑いを交えて語る「人権トーク & 落語の会 ?悲劇を喜劇に変えて?」も、世界一楽しい人権講演会として大好評、高座を観聴きしたお客さんは虜に!
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
16 平和と公平を全ての人に
16.2 児童虐待が発生する原因は親の
いっぱいいっぱいな 状況にあるとし、
虐待防止の抑止力として 民間の力を集め、
全ての親のサポートに取り組みます。
17 パートナーシップで目標を達成しよう
17.17 ゼロ会議は民間主体の活動です。
必要に応じて行政と連携し、総合的な児童
虐待死防止プロジェクトを
推進してまいります。